職場の先輩と良好な関係を続けるために

　「女性の先輩による意地悪や陰口」もう聞きたくない、そんな先輩とも良好な関係を続け、楽しい職場にするにはどう考えてゆけばよいでしょう。相談を受けたことなどをもとに、対処法をまとめました。

　そのような女性先輩は仕事がよくできるとか、男性や上司も一目置いていて彼らに相談しにくいなど、いわゆる「お局」的存在であることが多いようです。ことを荒立てず、快適に仕事をしてゆくにするにはどうしたら良いのでしょう。

人の噂話や陰口は笑顔でスルーする

昼休みの時間に、または給湯室などに呼び出しての同僚女性社員の悪口を延々と話し始める。しかも、同調しないと機嫌が悪い女性先輩。

　反抗的な態度で、相手の機嫌を損ねてしまっては、自分が攻撃の対象になるという心配があるかもしれません。ですが、そもそも人の悪口は避けたいものです。それは回り回って、自分にかえってくることがあります。

　なので、女性先輩から悪口を振られたら、「よくわからない」と笑顔で答えましょう。笑顔が大切です。先輩だからと、心にもない相づちを打つ必要はありません。たび重なるあなたの興味なさそうな態度に、あきらめて話を振ってこなくなるでしょう。

服装や態度を注意されたら、まずは「ありがとう」

　目立つファッションや派手めの化粧にもチェックが厳しいようです。目立つ服装から、自分より話題になることや他の人の注目を得ることが気になるのかもしれません。「スカート丈が短い」とか「化粧が濃い」などの注意を受けたら、「指導していただきありがとうございます」と素直に、まずはひとこと言いましょう。

　自分では気がつかないが、自分のファッションについてそう感じる人が職場にはいるのだと、その先輩女性から教えてもらったのだと理解します。

　職場は働く場です。TPOを考えてのファッションを心がけましょう。ただし出勤前に鏡に写した自分のファッションが、問題ないと思えるなら普通に振るまえばよいのです。ことさらに地味に装う必要はありませんが、働く場では、まずは機能的であり老若男女に好感がもてるファッションを心がけて。それこそ、ファッションセンスの見せ所です。

厳しいダメ出しには、自分の仕事を反省する

　あなたの仕事のミスに対して、鬼の首でもとったように厳しく注意してくる。あまりの攻撃の激しさに、うんざり…、そういった経験もあるかもしれません。

　ミスはミス、そこはしっかり反省しないといけません。指摘してくれた先輩女性に、まずはミスのお詫びと指摘してくれたお礼は言いましょう。「すみませんでした。ありがとうございます」と。

　ミスの指摘にあなたが納得したなら、そのミスは心に長く引きづらないことです。いつまでもくよくよ悩んでいてもよい結果にはなりません。次から、同じミスを犯さないようにすればよいのです。

　ミスをミスのままで終わってしまってはあなたの成長はありませんが、同じミスを二度と犯さないと決心したならば、その失敗からあなたは学び成長するのです。気持ちを切り替えましょう。

「ここは仕事をする場所」と自覚すると楽になる

　先輩女性から嫌がらせなど受けても、受け流してあなたは自分の仕事にしっかり取り組みましょう。会社は仕事をする場です。ことさらに対立する必要はありませんが、意地悪な女性先輩に媚びる必要はありません。自然体で接していきましょう。