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映画『ボヘミアン・ラプソディ』

『ボヘミアン・ラプソディ』監督:ブライアン・シンガー

70・80年代の聞き覚えある曲を

聴きながら

 イギリスのロックバンドQUEENのバンド結成から1985年のチャリティーコンサート『ライブ・エイド』までを、ボーカルのフレディ・マーキュリー(ラミ・レック)を中心に描いたミュージカル仕立ての映画です。

 私の20台から30台の時期、QUEEN来日公演も複数回あり、彼らのもっとも活躍した時期でもあったのですが、当時私はロックミュージックにそれほど心が動かされていませんでした。いま考えるととても残念。

 ただ、映画の中で流れる音楽には、聞き覚えのある曲がいくつもあり、「あ、あの曲はこれだったのか」(笑)と、妙な感動を覚えながら映画を観ていました。ラジオの深夜番組やカーラジオで流されていた曲だったのでしょう。懐かしかった。

圧巻は「ライブ・エイド」のステージ再現

 ストーリーはさして印象になく(他のメンバーは印象薄い。ブライアン・メイ=グウィリム・リー、ロジャー・テイラー=ベン・ハーディ)、空港で働いていた青年がロックグループのメンバーに加わり、才能を発揮して世界的なロックグループとしての座に駆け上っていくヒストリー、と簡単にいってしまっては身も蓋もないのですが。

 女性(ルーシー・ボイントン)の婚約者を得ながらも、自分がゲイであることをカミングアウト、メンバーとの行き違いによる孤独からドラッグと酒に溺れる生活。その後、自分のいま一番大切なものは何かに気づき、他のメンバーとの和解、そして1985年7月の「ライブ・エイド」のステージへ。圧巻はこのライブ・エイドのステージの再現でしょう。当時7万人余の観衆がいたというスタジアムの再現は迫力があります。メンバーだったギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーが、音楽プロデューサーを務めているとのことですが、名曲の誕生裏話もおもしろい。

過去の一断面ですれ違ってきた曲たち

 映画の中で演奏される曲を聴きながら、私はこの曲はどこで聴いたのだったか、あの頃は何があったか、などと一人30数年前に気持ちをタイムスリップさせて、劇場の大音響の波動の間に漂っていたのでした。QUEENのファンの方も、今回映画で初めてその曲を聴く方も、これらの曲が過去の一断面ですれ違ってきた私のような方たちも、心をとき放して、QUEENのロック音楽にどっぷり浸かり楽しめるミュージカル映画でした。『Killer Queen』、『Bohemian Rhapsody』、『We Will Rock You』、………。2時間15分がアッという間でしたね。

(内容については、一部ウィキペディア(Wikipedia)を参考にさせていただきました。)

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